中国画家:何海霞(かかいか)

1908年-1998年
北京出身。
画家。
名を何、字を海霞。
生家は代々の優れた書道家で、幼ないころより古典院体画と書を学んだ。
1924年、中国画学研究会に加わり、周養廠、金世光氏の指導を受け、その才能は磨かれていった。
その後中日美術展評議員、1928年には、北平古学院研究員となる。
1926年、張大千氏を師と仰ぎ、古代、宋、元、明時代の諸家の名跡を研究した。
また各地の名所名山を見て歩き、多いに自然の美に触れた。
このころより、画風が大きく重厚になり、厳格な院体の画風に加え、奔放で、力強い作風となり、風堂画派の伝授者となった。
1949年に、西安に居を構え、時代の変革に伴い古典絵画についても研究を行った。
現実主義と浪漫主義を結びつける新たな創作方法を完成させ、多数の 名作を制作した。
黄山と延安を描く代表的作家として好評を得ている。
高齢にもかかわらず、精力的で大作も手がけることもあった。


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