清代の陶磁器 ③

粉砕という技法は、清代初期の康煕末年、当時ヨーロッパで流行していた無線七宝の装飾技術を陶磁器に応用したもので、その語句初期の作品には、フランスで作られた七宝の文様をそっくりに真似たものがあり、原作者のイニシャルまで描き込んであるものがある。

康煕帝は七宝を非常に好み、宮廷内に工房を設けて色々の技法を試みさせたらしく美しい白磁の器面に七宝の軟らかい感じの絵の具で表され焼き付けられた文様は、それまでの上絵付けの磁器、いわゆる五彩とは全く違った、独特の華やかさと精妙な味わいを示した。

この技法は宮廷内の工房で完成され、やがて景徳鎮の御器の重要なレパートリーとして制作されるようになったと考えられる。

薄胎は景徳鎮の特殊工芸品であり、生地が卵の殻のように薄い一種の硬質磁器であり、「蛋殻磁器」とも呼ばれる。その特色は、軽く精巧、秀麗精緻、一種美的な感じを与える点である。きめ細かく潤いがあり、透明度の高いこの地の陶土は、薄胎の生産にとって極めて恵まれた条件を与えている。宋代の影青磁器、明代の脱胎磁器は、いずれも当時の薄胎磁器である。
白きこと玉のごとく
明るきこと鏡のごとく
薄きこと紙のごとく
音は磬(古代の楽器の一つ)のごとし

語源はよくわからないが、古月軒という民国初期に流行した極上の粉彩磁器がある。
山水、花鳥のたぐいを驚くべき精密さで表し、黒の上絵の具で図柄にふさわしい詩句を記してあるものを言う。おそらく宮廷内の工房で特に制作された作品であろうとされている。
技法的に粉彩の一種であることは間違いないが、伝統の五彩の手法を更に洗練した姿に作り上げているように見える。

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