徽宗皇帝政権は靖康の変で終わってしまったが、北宋後期の朝廷の画院出身の画家たちの大部分は絵画創作の最頂点の時期に南宋の画院に入った。
特に南宋初期から中期にかけては歴代に有名な画家が多数輩出された。
南宋初期の山水画は主に北宋後期の画家たちによって描かれていた。
趙伯駒、趙伯驌の兄弟は当時の画壇でも名声が高かった。
この二人にもまして知名度と影響力が優れていたのは李唐である。
南宋中期の山水画は主たる景物を画面の片側に寄せて描く、余白の美を求める様式が確立された。
この様式は馬遠、夏珪によって大成された。
劉松年は李唐画派の画家で、初期から中期にかけてつかえていた。
のちに李唐、馬遠、夏珪、劉松年は「南宋四大家」と呼ばれる。
南宋初期の花鳥画は朝廷の社会的安定や発展とともに北宋の伝統が持たれた状態で装飾性の豊かなスタイルへと成長した。
この時代に李安忠、李迪、林椿、李端、毛益などが、後期に入ると魯宗貴、張仲、王華、徐道広などの優れた画家たちが輩出された。
この時代の花鳥画は現存数も多く質も高い。
前期の南宋の人物画家はそのほとんどが北宋から来た者たちで、全体の画風は北宋をそのまま継続した。閻次平、李嵩、陳居中、馬和之、などが活躍した。
中期以降になると社会的不安から禅画が流行し、宮廷画院にも影響を与えた。
梁楷などがその代表である。
また、馬麟による宮廷美人と宮廷士大夫の生活や牟益による白描画の画法で描かれた人物画もこの時代である。
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