文京区小石川後楽園

先日、心地良い春風に吹かれながら、神田神保町から文京区小石川後楽園へと散策してきました。

文京区小石川後楽園

小石川後楽園は水戸黄門でおなじみの徳川光圀が水戸藩江戸上屋敷の庭を拡張して造り上げた庭園です。
水戸偕楽園よりも200年古いのであります。
後楽園の「後楽」は中国の名著「岳陽楼記」にある「先憂後楽」から由来するそうです。
光圀が重用した清朝末に日本に逃れた明朝の文人朱舜水の「(君主)は世間の人々の楽しみを先にし、自分はあとで楽しむこと」の進言によって命名したそうです。

文京区小石川後楽園

庭園の中に、木曽川、大泉水、渡月橋など日本の名所と蓬莱島、得仁堂など中国の名所が設けられ、小さな諸国漫遊ができるような趣向が凝らされていました。

文京区小石川後楽園
文京区小石川後楽園
文京区小石川後楽園

徳川光圀の「大日本史」編纂に朱舜水も参加しており、朱子学と陽明学の折衷思想を持つ朱舜水は光圀に大きな影響を与えたことはこの後楽園の造園法からも窺えます。
儒学思想に国学、史学、神道が融合された水戸学は江戸後期には尊王攘夷へと更なる発展を遂げ、ついに明治維新が起こり、ここから近代日本が幕開けとなるのです。

文京区小石川後楽園

現在の後楽園からも江戸初期の名残の風景とともに近代日本の象徴の一つでもある東京ドームが見え、江戸と東京のコラボレーションに不思議な気分にさせられます。

文京区小石川後楽園

光圀が愛した梅林で咲く梅を見ながら、ふと中国の水墨画の梅林の中に入ってしまったようなそんな気分になりました。

中国の画家董寿平と日本の書家村上三島の合作「梅」
中国の画家董寿平と日本の書家村上三島の合作「梅」

(夏樹美術スタッフ H)

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