初期
明朝初期に最も有名な書家としては、王義之の書法を宗とした三宋二沈(さんそうにしん、三宋は宋克・宋璲・宋広、二沈は沈度・沈粲)が挙げられる。
三宋の中では宋克が最もすぐれ、草書と楷書を好み、この楷書が沈度に受け継がれた。
中期
明朝中期は商業が著しく繁栄し、富を得た新興層が書画を求めたため書画の価値が急騰した時代である。
そうした中官界に背を向け書画で生計を立てる文人(沈周・文徴明・祝允明・王寵・陳淳など)が多数輩出され、彼らは呉中派と呼ばれた。
末期
明朝末期の書家を代表する董其昌は、王義之以来の伝統書法の系譜をベースに、革新的な傑作を数多くのこした。
董其昌につづく、張瑞図・黄道周・倪元璐・傅山・王鐸らも深く書に心を寄せた人たちであり、人物とともにその書が称賛されている。
連綿を多用した彼らの行草体は、特に長条幅という明初以来の新しい書の作品様式を完成させた。
連綿草は王鐸・傅山・董其昌あたりで最高潮を示し、明末清初は連綿時代を画したといえる。
この時代の一番の実力者は王鐸で、長条幅連綿行草作家の中でも特に傑出している。
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