草野心平は大正・昭和期に活躍した福島生まれの詩人であります。
戦前中国に留学し、「帝都日日新聞」の記者として満州・中国に滞在しました。
帰国後、「蛙の詩」で昭和25年第1回読売文学賞を受賞以来、草野心平は数々の詩集、エッセイ集、童話集を発表、昭和62年に文化勲章を受章しました。
また、地元の福島川内村名誉村民といわき市名誉市民にもなりました。
草野心平は蛙の詩人として名高いですが、富士山を読んだ詩も独特の宇宙観を与えてくれます。
棟方志功が草野心平の富士山の詩を基に、創作した版画も多くの人々を魅了してきました。
ここに、夏樹美術所蔵の草野心平の書画作品をご紹介いたします。
詩人谷川徹三が草野心平の絵についてこのように語っていました。
「心平さんの書のいいことは昔から知っていたけれど、いつかある百貨店の展覧会で絵をみて、絵もうまいのに驚いた。驚いたあまり、うっかりパステルの静物を一枚買ってしまったが、これがまた結構楽しめるのだ。…」（「草野心平之字」 日貿出版社から引用）
文豪川端康成が「草野心平の書は雄渾自由奔放ながら若い時代長く中国暮らしの見聞もあって、根に本格の修心が宿り、心平生来の性格と道程が、今や熟して、今日稀な名筆となった。」（「草野心平之字」 日貿出版社から引用）と称賛しました。
機知とユーモアと廖承志「団長」 エッセイ原稿
このエッセイ原稿については、夏樹美術の逸品紹介もご覧くださいませ。
この他にも草野心平作品がございますので、また引き続きご紹介出来ればと思っております。
私たち夏樹美術は、草野心平／くさのしんぺい の書、書簡、書画、掛け軸、書跡（書蹟）等を 探しております。
お客様本位をモットーとし、大切なお品物をより高く買取り出来ますよう尽力いたします。
お見積もり・出張料金は一切いただきません。
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ご用命、心よりお待ちいたしております。