初冬 晴れ晴れの日に、東京国立博物館に特別公開された高御座と御帳台を見に行ってきました。
華麗でありながら雅な高御座と御帳台を目の前に、その美しさに息をのむ程でした。
朱塗り欄干と黒塗り基壇の周りは黄色地に色鮮やかな麒麟と鳳凰が描かれています。
紫の帳が垂れ下げ、螺鈿の御椅子が真ん中に置かれています。
八角形の屋根全体が白玉と鍍金の金具で飾られています。
頂上に黄金色の飛び立つ姿の大きい鳳凰と一段下に八羽の小さい鳳凰が飾られています。
まるで新天皇が私たちに平和の世をお導きの姿に思いました。
御帳台は高御座よりやや小さいですが、宮内庁刊行の小冊子を読んでわかったのですが、頂上の飾りは鳳凰ではなく、鸞という瑞鳥だそうです。
今回の展示は高御座と御帳台を一周して見ることが出来ます。
テレビでは映らない高御座と御帳台の後ろ側を見ながら、天皇皇后両陛下はここから昇られて、高御座と御帳台に入られましたと思いながら、幸せな気持ちになりました。