ねこ画展 ねこ画から生まれた愛おしい世界

先日社長と中華料理後楽園飯店で昼食をとって会社へ歩いて帰ろうと思った矢先、東京ドームシティ内で「ねこ画展」をやっているのを見つけました。

出展作家はおかべてつろう、くまくら珠美ら漫画家やイラストレーターをはじめとする最近人気の高い絵師さんなので、逆に肩ひじ張らず楽しんでみることができる内容でした。

ネコというのはペットとしての歴史も非常に古く、昔から歌川国芳、月岡芳年、葛飾北斎、藤田嗣治、熊谷守一、川合玉堂、尾形光琳、竹久夢二とざっと並べてみても古今東西、画法を問わず多くの絵師たちに好まれて描かれてきた身近な存在でもあります。

夏樹美術でも新作の油絵等で猫題材を取り扱うことがありますが、世にあまり知られていない作家でも猫コレクターの目に留まることがあるくらい、猫は人間にとってまさに愛玩動物なのだと思います。

展示してある作品の中にはくまくら珠美のように猫と飼い主との日常を描いたイラスト、高原鉄男のように洋服や雑貨によく用いられているアーティストや目羅健嗣のように名画の中に猫を忍び込ませた作品など、作家によって猫という一つの題材でも非常に幅が広く、猫好きには思わずふふっと笑いが浮かんでしまう作品がたくさんありました。

我が家はもともと代々犬を引き取って飼ってきたのですが、ここ昨今なぜか子猫を保護して猫飼いになりました。
猫はおよそ犬とはまた違った不思議な魅力があり、そしてなぜか犬を飼っていたころに犬グッズを集めるようなことはなかったのですが、猫を飼いだしてから猫グッズをなんとなく買ってしまうようになりました。

今回の「ねこ画展」も、中にいるほかの来訪者も何となく猫の飼育経験があるんだろうなという方が多かったように思います。
私も毎日心地いい距離感で猫の気まぐれと付き合っています。それは昔の人も現代の人も変わらずに持っているある種心の余裕、特別な領域なのかもしれません。

(夏樹美術スタッフ H)

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