もう2月になり、立春も過ぎました。中国のお正月はこれからです。

朝はまだ寒い日々ですが、近所の公園の紅梅も白梅も花が咲き、澄み切った空気の中からかぐわしい香りを放っています。

もう2月になり、立春も過ぎました。日本ではなじみは薄いですが、中国のお正月はこれからです。
今年のこよみは2月19日が旧暦1月1日になります。
幕末・明治期も旧暦を用いることから、今回、名人落語家三遊亭円朝の短冊「歳旦」をご紹介いたします。

「来る程の人も客なり松の内」

ちなみに余談ですが名人円朝は明治32年10月、日本橋木原店で演じた「牡丹燈篭」が最後の高座となりました。
「牡丹燈篭」は中国明時代の小説に基づいて円朝が自ら創作した落語とのことです。
円朝の肉声は残っておりませんが、現代の落語家は円朝を神のごとく思っているとのことです。
もし肉声の録音でも有ればどれほど後世に影響を与えたか、と思いを馳せながら、円朝が書いた俳句の短冊を眺めていました。