石原莞爾の掛け軸

満州国を創った、とされる石原莞爾の掛け軸です。 軍人さんの中でも極めて珍しい書軸であります。 内容として(勇敢に突進して止まった時は死んでいる時だ)とでも解釈すればいいのでしょうか。

満州国は、世界のどの国も非難したほどの、今にして思えば一部の日本人が手品を使って創ったような国、と思われています。
その国の貴人の人たち、ラストエンペラー溥儀、粛親王、恭親王などや、初代首相鄭孝胥など、たくさんの満州国関係の書を夏樹美術で扱ったことがありますが、その書体の品格の貴さにはいつも驚かされます。

石原莞爾は日蓮宗の田中智学の弟子と言われていますが、師の影響が日本の運命に大きくかかわったであろうことは誰にでも想像出来ます。
満州国は歴史の中の一幕にすぎませんが、その舞台に登場したすべての人物が残した足跡がこのような書蹟であると思います。
この御軸の、橋本君はどのような人であったのだろうか、と思いをはせながら逸品紹介をさせていただきました。

(夏樹美術スタッフ I)