明以降は宮廷画家、職業画家、文人画家など、出身地も出自も画風も異なる多数の画家たちが活動した。
山水画の発展過程においては地域による画風の違いや特色が、大切な役割を担ったといえる。
蘇州の「呉派」が元四大家の画風を基礎として形成したのに対して、浙江と福建出身の画家からなる「浙派」は南宋画の典範を大胆なタッチの水墨画へと発展させた。
呉派
呉門派ともいう。沈周、文徴明を祖とし、江南の蘇州を中心に活動した。
浙派
浙江と福建出身の画家からなる浙派は宮廷絵画の様式から脱却し、南宋画の典範
を水墨画へと発展させた。
実際には浙派に分類される画家たちは出身も画風もさまざまであり、呉派の文人画と一線を画すさまざまな画家を大雑把に分類したものが浙派であるといえる。
明中期を境に浙派は衰え、明後期は前述の呉派が全盛となり、明末には呉派に吸収されていった。
呉偉や張路などが有名。
呉派、浙派以外の画家
沈周、文徴明と並び明の四大画家と称されるのは、文徴明と同年生まれの唐寅と、一世代後の職業画家である仇英で、ともに蘇州で活動した。
明末期 董其昌
明末期の董其昌は「南北二宗論」を唱えたことで著名である。
南宗画・北宗画という分類法は数百年後の今日まで中国絵画の見方を規定しているという点では現在においてもその影響力は大きいと言える。
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