人物画は、山水画・花鳥画と並んで中国絵画の中でも主要なジャンルの一つとして位置づけられてきた。
唐の時代になると人物画は非常に盛んになり、大きく発展した。
この時代に編み出された技法の多くは現代にいたるまで重宝されている。
近代に入ると社会的必要性にあって人物画の需要が多くなった。
その結果、元・明・清の時代に守り続けられていた人物画の伝統技法を打ち破り、中国画の人物の線描や水墨技法、彩色法に新しい工夫を加えて、さらなる発展を見せるようになった。
ここでは主に目にする機会の多い近代の人物画を紹介する。
近代の人物画家
1900年以降になると社会的必要性から人物画の需要が多くなり、それまでの伝統的な技法に西洋や日本の画法が工夫として加えられて中国画は大きく発展していった。
その中でも人物画として大きな評価を得ているのは歴史人物の描写が優れていると言われる傅抱石、社会主義的な作品を多く残した蒋兆和、西洋画の技法を多く取り入れて新たな中国画を模索した徐悲鴻、東洋のピカソとして名高い張大千、伝統的水墨画技法とクロッキーを融合させて少数民族の生活や剣舞などの人物画を得意とした葉浅予、西洋の印象派と中国伝統絵画と民間の美術などの要素を取り入れて融合し、極めて個性的な芸術表現にたどり着いた林風眠、細筆を巧みに用い趣ある画風の人物などが得意であった程十髪、人物画での評価が高い亜明などが挙げられる。
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